大田区の子ども向けオンライン居場所として運営
対象は、東京都大田区に住んでいる、または大田区の小学校に通っている小学生です。 地域と対象年齢を絞り、ルールのある安全な場で、作る・遊ぶ・相談する経験を積めることを重視しています。
運営者は特定非営利活動法人デジタルこどもBASEです。サーバー、ネットワーク、Minecraft環境の構築と運用は、所属するITエンジニアが担当しています。
みんなのクラフト基地の運営方針と、子どもがオンラインで安心して遊ぶために保護者が知っておきたいことをまとめます。
みんなのクラフト基地は、東京都大田区を拠点に子どものデジタル体験と居場所づくりに取り組む NPO法人デジタルこどもBASEが運営しています。 このガイドでは、サービスの紹介だけでなく、保護者の方がオンラインの遊び場を選ぶときに確認しやすい観点を整理します。
デジタルこどもBASEでは、施設開放やイベントの中で、子どもたちがマイクラやロブロックスを囲んで遊ぶ姿をたくさん見てきました。
同じ画面を見ながら声をかけ合う。作ったものを見せ合う。うまくいかない子を、近くにいる子が自然に手伝う。 そういう時間には、学校や家庭だけでは生まれにくい、子ども同士の関係や学びがあります。
ただ、その様子を近くで見ていると、楽しい時間の中にも、いくつかの課題があることに気づきます。
マイクラをみんなで遊んでいると、家を壊された、道具を取られた、攻撃された、というトラブルはどうしても起こります。 もちろん、ある程度はお互いさまですし、それをきっかけにルールや距離感を学ぶ面もあります。
それでも、せっかく楽しみに来た子が落ち込んでいたり、泣いてしまったりする場面を見るたびに、 「もう少し安心して遊べる場所を作れないだろうか」と考えるようになりました。
もう一つ、大きな課題がありました。家庭でマイクラを遊んでいる子の多くはNintendo Switchです。 ところが、Switchだけで遊んでいる子は、PCやタブレットの友だちと同じ場所に集まりにくい。 持っている端末の違いで、一緒に遊べる子と遊べない子が分かれてしまうことにも、もどかしさがありました。
子どもたちが安心して遊べるオンラインの場所をつくるには、誰かがシステムを開発して運用し、見守りをして、記録を確認し、トラブルが起きたときに対応しなければなりません。 これは簡単なことではありません。費用も労力もかかりますし、責任も伴います。
それでも、デジタルこどもBASEならできることがあると考えました。
自分たちのITシステム構築スキルと、サーバーのログを閉じた環境で解析するAI、そして大人スタッフによる確認を組み合わせれば、 すべてを人の目だけに頼らず、安全を守る仕組みをつくれるのではないか。 地域の子どもたちに限定し、ホワイトリスト制で運営すれば、小さくても顔の見えるオンラインの遊び場をつくれるのではないか。
そう考えて開発を進めたのが、「みんなのクラフト基地」です。
このサーバーは、オンラインゲームを禁止するためのものではありません。 むしろ、子どもたちが大好きな遊びを、できるだけ安心できる形で楽しむための場所です。
作る。遊ぶ。失敗する。仲直りする。相談する。また集まる。
そうした経験が、子どもたちの日常の中に少しでも増えていくことを願っています。
特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
理事長 漆谷 智行
取り組みの概要は、デジタルこどもBASEのプレスリリースでも紹介しています。
対象は、東京都大田区に住んでいる、または大田区の小学校に通っている小学生です。 地域と対象年齢を絞り、ルールのある安全な場で、作る・遊ぶ・相談する経験を積めることを重視しています。
運営者は特定非営利活動法人デジタルこどもBASEです。サーバー、ネットワーク、Minecraft環境の構築と運用は、所属するITエンジニアが担当しています。
参加者はホワイトリストで管理し、承認されたMinecraft IDだけが接続できます。 外部の不特定多数のプレイヤーが自由に入るサーバーではありません。
チャット、ブロック操作、入退室、アイテムの受け渡しなどを記録し、トラブル時の確認と復旧に利用します。 ワールドデータは定期的にバックアップし、必要に応じて過去の状態へ戻せる体制を整えています。
暴言、個人情報の共有、他の子の建築を壊す行為、外部SNSや個別DMへの誘導など、安全を損なう行為が確認された場合は、 事前の予告なく参加を一時停止または利用停止とすることがあります。
対応は記録を確認したうえで行い、必要に応じて保護者の方へもご連絡します。
パイロット運用期間中は参加費無料です。正式運用後も、参加費はできる限り抑え、 サーバー運営費・スタッフ人件費は寄付・助成金など地域や支援者からのご支援で賄うことを基本方針として検討しています。
必要最小限の月額制を導入する場合も、勝ち負けのランキング、強くなるためのアイテム課金、過度な競争をあおる仕組みは導入しません。
プレイ時間、チャット、個人情報、困ったときの相談先など、参加前に親子で決めておきたい約束を整理します。
Nintendo Switch Online、Microsoftアカウント、Xboxゲーマータグ、みまもり設定など、保護者が確認したい項目です。
建築破壊、暴言、アイテムの取り違え、個人情報の共有など、起きやすいトラブルと家庭・運営の対応をまとめます。
不特定多数が入れない仕組み、保護者同意、ログ記録、個人情報、料金、運営主体など、保護者が見るべきポイントを整理します。